ハタマド マドカラヒカリ

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秦おもしろ起業話⑶

起業のおもしろ話

スタートラインにたちました。

入社した会社はあるカーテンメーカーのGという会社でした。営業で入社し、カーテンを販売している『小売店』に、うちのカーテン生地を販売してください! とPRしに回るわけです。『おたくのカーテン高いから・・』とよくいわれましたが、そもそも自分の会社の仕事はもちろん、カーテン業界そのものを知らないので、営業で回るのは大変なだけ。電車に乗って遠足のように遠ーーくまでいって、小さい小さい販売店を回るなんて何の意味があるのかわかりませんでした。面白くもなんともないけど、しょうがありません。ひたすらしばらくは、成果が上がらないながらも、売れない方達を相手にPRするという仕事をただただやっていました。でも、仕事する中で『ある事』に気づいたのが次のきっかけとなりました。

カーテン業界の中での、自分の『勝てる立ち位置』

『おたくのカーテン高いから売れない』と販売先の人に言われたものの、実際に自分が売り場にたつと、何だか不思議なくらい、あっという間に売れることを発見してしまいます。マンションを購入した人向けにカーテンの販売会があるのですが、その販売会に自分が売り手として立つようになりました。そして、すごく楽しく仕事ができ、成果を上げている自分に気づいたんです。売れない人に『売ってください!』と頼むより、自分が実際に販売するほうが比較にならないほど早いんです。ある人がやれない事を、一生懸命交通費までかけ、足を運び、自分がその人が売れるようするのに1年も2年も、いやもっと時間と労力がかかるでしょう。それを自分が10分くらいでやってみせるんです。気持はスッキリです。私は直接販売するほうが社会の中で勝てる。勝つ立ち位置にいるほうが、道は早く開かれると感じました。

会社Gを卒業したきっかけ


会社Gではいろんな勉強ができました。何より、一からやり直すということそのものが大事でした。教えてくださいと頭を下げること。出会った方々には誠意を尽くすこと。ちゃんと仕事し、責任もって最後までやること。等等、自分なりにではあっても、仕事する上で、いや、仕事だけではなく、生きていれば当然である事、大事なことを学べ、仕事先の方々ともよい繋がりができるようになりました。そして、自然と次のステップが私の前にきてくれる段階になっていたようです。
会社Gを卒業するきっかけは上司Yさんでした。販売会での私の成績がお給料に反映されるはずだったのですが、その歩合がほしければ新規の取引先を10軒探してこいというんですね・・。10軒新規を開拓しなければ、歩合あげないよ、と。卑怯だなーと思いました。いくら上司でもルール違反を堂々とやられちゃあ、もうこの会社にはいられないと思いました。お金も全然ないけど、こんな事されるんだったら辞めると決め、就職先を探すことにしました。勝てる販売員として、カーテンの仕事をやれるところを探すことにしたのです。

すぐに来た!次のステップ!

会社Gの営業仲間に『どこかいい会社ないかな〜』とぼやいていましたら、『あるよ』と、一言。まさかの急展開で次の会社がみつかってしまったのです。しかもその時住んでいたアパートの、道を挟んで向かいに新しくカーテン屋さんができるというのです!歩いて通勤できて、やりたい仕事ができるなんて最高です。 すぐに面接に行き、すぐにOKをいただいたのです。嬉しかったですよ。これから毎日販売が直接できる!思いっきり仕事して苦境を挽回しよう!と希望が少しだけみえてきました。その後会社Gの上司とはいろいろもめました。意地悪い人でした。上司のYさんは本当に非人間的だと感じましたし、今も大嫌いです。よくまあこんなに酷いことができるもんだと思った人ですが、それはいつか本人に返るのでしょう。それより、私はというと、結果的にはその嫌なYさんが、私を新しい場所へと押し出してくれることになったのです。あまりに嫌すぎたため、私自身が早く行動し、早く次へといかないと本当に大変だったんです。全速力で脱出・・、いや全速力で次のステップへと向かったのでした。

 

 


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