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秦美穂子のおもしろ起業話⑹

お知らせ|起業のおもしろ話|オーナー秦美穂子のストーリー

起業の始まり

会社を辞め、自分の身一つ以外は、ほぼ何もない状態で私の起業はスタートしました。スタートの場所となったのは、住んでいた賃貸のワンルーム。築54年の木造アパート。私が生まれる前から建っているという古いアパートでした。屋号は『窓DESIGN美美vivi』と決めました。ホームページ、チラシ、全部自分で作りました。とはいえ、普通にワード、エクセルの初歩ができるくらいの腕前ですが、それでも何となくプロっぽくみせれるホームページの製作ソフトを使い、自宅のプリンターを駆使してチラシを作ったり、自分の携帯やカメラで自分の写真を撮りと・・。そして、必死になるとなんとかなるものです。なんとか自己紹介できるレベルのものを作りました。

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(▲当時の写真です!悪戦苦闘の日々は、アメブロに今も掲載されてます。)

ホームページにいたっては1ヶ月ほど自分を追い込んで、なんとか完成まで仕上げました。だって起業するのに、ホームページがないカーテン屋さんには、人は頼まないでしょう・・。一日も早く何とかハリボテでもしょうがないですから、看板をつくり、自ら立ち上げなければ一歩も進めません。チラシも考てみれば、印刷するのにインクを買わないといけないことを忘れていました。インク代ってこんなにするんだ!と当時はそんな事でビックリすらしていたんです。さて、ホームページやチラシができて、それでお客さんが来るわけがありません。最初は飛び込み営業をしてみました。ブラインドやカーテンが、外からみても汚れていたり、壊れているところに飛び込み営業をしてみました。でも答えは『うちは大丈夫です!』という答えだったのです。納得しました。ブラインドやカーテンが汚れていてもそのままにしているということは、気にしてないからそうしてるのであって、もっとカーテンにそもそも興味がある人のところに行かないとダメだと考え、営業先を変えることにしました。考えたのは、建設会社さんや工務店さんに営業に行くことでした。自転車での営業です。朝、アパートの窓をあけ外をみると、東京世田谷の街が広がっています。世田谷、目黒、その先もずっと自転車で行けるところは全てがマーケットです。たくさんの家が建っているではありませんか。マーケットの中に飛び込んでいき、自分を売り込むことが始まりました。

営業で工夫したこと

正直に言いますと、営業に行きたい!営業大好き!と思ったことはありません。でも、絶対に必要なことであり、ここを避けては何も始まりません。なので、自分が少しでも楽しくやれるように、相手にも嫌がられないように、いろんな工夫をしました。

服装

服装はとても大事です。自分が着ていて、自分でも素敵だと思える格好をしました。(冴えない営業マンがウロウロしてたら、誰だって嫌でしょう?)カーテンをコーディネート、取付までしてくれる、私は『素敵な人』なわけですから。工務店さんや建設会社さんが、大事なお客様に紹介したい人であり、安心して紹介できる人、それが私なのですから。そのような姿で、営業しないといけないのは当然です。 しかも、できるだけ派手なほうが、人も覚えていてくれる可能性が大きいので、遠目からでもわかる明るい服装で営業にでました。視界の隅っこにしか私の姿が目に入らなくても、派手だと目立ちますので、人は意識しなくても思わず明るいほうは見るものです。これは営業で大切なことだと思いました。自分に自信が持てずに人にあうことは、とてもよくない事だと考えたので、自分でも大胆だと思いましたが、お金もないのに、似合う服をまとめ買いし、20万円くらいかけてワンシーズン分の服を買いました。これでしばらくは外に出るにも恥ずかしくなく、自信をもって出れます。このシーズンが終わる頃には、この洋服代以上の仕事をするぞ!と決めて。そして、いつ死んだとしてもちゃんとした身なりで倒れようと思ったんです。

営業を押し付けない事

自分が先方に押し掛けているわけですから、相手に嫌な思い、不快な思いは絶対にさせないと決めていました。ほんの少しであっても相手のお時間を頂戴するわけです。そのちょっとの時間も『不快』であれば、その人の時間を奪ってしまう。それではいけません。そのちょっとの時間を、私は仕事を通じて相手方のの利益やメリットとしてお返しできる、それをしにきていることを自分の営業全体で感じていただくことが大事なことと考ていました。
自分の身なりはきれいに、伝えることは短く、楽しく、爽やかに、絶対に人の時間を奪わない。いただいたお時間は何かしらでお返しできるよう考える。ほんの1、2分かもしれない出会いですが、『あの人、なんだかいい感じ』『また来ても嫌じゃないな』と感じてもらえれば、自分的には営業は成功です。そして1回行っただけで仕事がもらえるとか、何回もいってるから仕事を紹介してもらえるなんていう下心はもたないと決めました。(だって嫌らしいでしょ?!)なので、逆に自分が営業にいって、ここいいな、いい会社だなと思うところだけ行き続けました。もし仕事がもらえなくても、行きたいから行くというのは気持がいいです。嫌と思うところにはスッパリ行きませんでした。
私の営業は、スポイトで水を一滴、一滴入れていく、毎日それを繰り返すような感覚でした。ただただ明るく営業活動。月一の押し掛け営業ランウェーみたいなものです。いろいろな工夫をしながら、何ヶ月が経とうとしていました。

最初は試練!

努力すれば、工夫すれば、すぐに結果がでるかというとそうではありませんでした。ホームページを出しても、営業しても最初はお客さんが来ません。どんなにポジティブにと思っていても、気持が落ちてしょうがなく、外に出るのも怖くなったり、意味もなくただただ辛くなって帰りたかったり、気持がコントロールできませんでした。営業先には爽やかに!明るく!と思っても、ある時は夜空の星に向かって、窓から『仕事くださいーーーい!!』って(小声で、でも心の中では大声で!)叫んだこともありました。ある朝は現実を受け止めるのが辛くって、布団をかぶったまま寝ていたこともあります。寝ていても現実は動かないんですけどね・・。そんなとき、携帯がなりました。以前働いていた会社の社員さんが、ご自身の親戚の方が家を新築されるので、カーテンを提案してくれないかという電話でした。もう嬉しくって嬉しくって、布団から飛び起きましたね!!それから、友人が自分のワンルームのカーテンを新しくしたいと、私が起業したのを応援の気持だと思いますが、オーダーしてくれたこともありました。起業したばかりは大変だけど、人の気持ちが励みになったり、ありがたくてならなかったことも今でもたくさん覚えています。

 


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